出玉に関する広告規制の強化によって、かつてのような集客を期待することが難しくなっているパチンコ業界。
そのような状況において「ファン参加型イベント」は非常に重要と言えるだろう。11月17日(金)~19日(日)に『第27回全国パチンコ・パチスロファン感謝デー』が開催されるが、日頃の感謝を示しつつも交流を図ることが可能となる。
ユーザー離れが囁かれるパチンコ業界にとって、「ファン参加型イベント」は欠かせない存在なのだ。今年も約5000人のファンが集まった「花慶の日2017 超傾奇祭」や、「パチスロの未来」についてファンと業界の人間が語り合った「パチスロサミット2017」など様々なイベントが開催されている。
最も反響が大きかったのは、史上最大規模のパチンコ・パチスロファンイベント「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2017」だろう。
昨年を上回る17000名以上のファンが来場し、夢の祭典を心から楽しんでいたようだ。
遊技人口の減少が問題視されている現状だが、パチンコ・パチスロを愛するファンが大勢いることに安堵した関係者は多いだろう。しかし時代は変化し続けている。
パチンコ業界には「新たな取り組み」が求められている状況だ。
パチスロはついに「3000枚リミッター機能を搭載」「ARTの設定差を撤廃」などの特徴を持つ5.9号機のリリースが開始される。11月にはコナミアミューズメントより『戦国コレクション3』が登場予定。8月より自社ホームページ上でプロモーションムービーを公開している影響もあり、興味を示しているユーザーは多数存在している。
さらには人気機種のシリーズ機や、新規パチスロメーカーの開発した機種が適合間近との情報も存在。
5.9号機への注目は、日に日に高まっていると言えるだろう。また来年の2月からは、出玉を現行の2/3程度に抑えるなど規制が強化されることが決定している。
変化のスピードは確実に上がっている印象。
そのような状況で「何をするか」という点が重要になるわけだが……。「ユーザーの大幅な減少を防ぐための動きとして、ファン参加型イベントや店舗サービスの充実などが挙げられます。
ただ最も重要なのは、規制内で『ユーザーの満足を得られる機種を開発できるか』ではないでしょうか。そのような意味でプライベートブランド機種が注目されていますよね。
関東に店舗を展開する安田屋さんと、パチスロメーカージェイピーエスさんが共同開発した『YASUDA7』は大きな話題になりました。ホールと製造が協力することにより、他のホールでは打てないパチスロ機という差別化と機械コストを減らすことが同時に見込めるとも思います
。そうなれば客の負担を減らせる可能性も出てきますからね」(パチスロライター)パチンコ業界に逆風が吹くなか、新たな取り組みに挑戦した行動を評価する声は上がっている。
しかし、「販売台数が限られてしまう点」は、大きな問題として横たわる。
つまりは、数百台の導入となる機種に、全国に大量導入される機種のような開発費を掛けることが難しいと考えられるからだ。
実際に『YASUDA7』のクオリティーを指摘する意見は多く、期待通りの活躍を見せられるかに疑問を持たざるを得ないファンも少なくはないはずである。「ファン参加型イベント」なども盛況を博しているが、平成28年のパチンコ・パチスロ参加人口(推計)は前年比130万人減の940万人であったことが発表されている。
ユーザー離れは確実に進んでいるのだ。衰退を止めることは決して容易ではない。
今後も規制が強まっていくことが確実視されている状況で、パチンコ業界はどのような対策を打ち出すのだろうか。
自らが業界の首を絞めてしまった パチンコ消滅のカウントダウン
1:砂漠のマスカレード ★:2017/10/05(木) 07:21:27.75 ID:CAP_USER9.net
タイトルとURLをコピーしました